スフィンゴミエリンとセラミド

スフィンゴミエリンはスフィンゴミエリナーゼによって可逆的にセラミドに変化します。

スフィンゴミエリンとセラミド
スフィンゴミエリンとセラミド

●セラミドとは

スフィンゴイド塩基、脂肪酸、糖の結合した複合脂質で、お肌の最外層である角質層(厚さ20ミクロン)の細胞間脂質を構成しています。

細胞間脂質の約半分がセラミドで、細胞と細胞の間を埋め、各層の間に入って、層状の構造(ラメラ液晶構造)を作っています。

●セラミドの機能

水分を逃さずに保つ「保湿機能」と、外部からの刺激を守る「バリア機能」を持っています。哺乳類では体内の水分を逃さないという生命維持のために非常に重要な機能を持った成分で、一般にセラミドは、加齢やストレス、環境の変化等の要因で減少するといわれており、乾燥肌等ではセラミドが著しく減少していることが報告されています。

セラミドの生体作用のうち一番重要なものは、酵素群により細胞膜からセラミドが遊離し、これがシグナル伝達物質として作用する機能です。

セラミドの細胞シグナル伝達物質として、分化、増殖、プログラム細胞死(PCD)、アポトーシス(タイプI PCD)を制御することがよく知られており、この機能のため、セラミドはしばしば「細胞死のメッセンジャー(messengers  of cell death)」と呼ばれます。