日本統合医療学会九州支部大会

ヨーガ部会設立記念発表会

開催日:2010年12月4日

発表場所:九州大学病院

HbA1c 5.8~8.0

試験食品 16名

(スフィンゴミエリン10mg/日)

対象食品 15名

(スフィンゴミエリン0.76mg/日)

4週間摂取後の

グリコヘモグロビンの変化量を比較

*p<0.05

スフィンゴミエリン高濃度含有チキンミートボールによる糖代謝の改善-二重盲検試験による評価
20101204.pdf
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スフィンゴミエリン高濃度含有チキンミートボールによる糖代謝の改善-二重盲検試験による評価

 

○若菜智香子1) 斉藤和之1) 所 紀子2)

古本真理3) 奥山孝子3) 府中英孝3) 杉山雅昭3) 藤野武彦1)

1)医療法人社団ブックス 2)株式会社バイオエネット 3)丸大食品株式会社中央研究所

 

【はじめに】 「食」が「健康」の重要な根幹である事は、最近のメタボリック症候群や糖尿病の激増という側面のみから見ても明らかである。そして動物性食品、特に肉類の節制が指導されているが、なかなか実行され難いのが現状である。

最近鶏皮由来の機能性リン脂質であるスフィンゴミエリンが糖代謝異常に有効であることが動物実験で報告されている。そこでメタボリック症候群や糖尿病に有効な肉類の機能性食品が開発できれば、その治療や予防に大きく貢献することができる。

本研究では糖尿病患者(HbA1c5.8%~8.0%)31例を対象に、鶏皮配合ミートボールの4週間継続摂取による糖質代謝への影響及び安全性について二重盲検並行群間比較試験を行ったので報告する。

 

【結果】全群比較において、グリコアルブミンの変化量は、被験食品群で対照食品群に比較し有意(P<0.05)に低下した。女性群においてHbA1cの変化量は、被験食品群で対照食品群に比較し有意(P<0.05)に低下した。女性群においてグリコアルブミンは、被験食品群で摂取前より摂取後に有意(P<0.05)に低下した。またグリコアルブミンの変化量は、被験食品群で対照食品群に比較し有意に低下した(P<0.05)。男性群においてHOMA-R(血糖×インスリン/405)の変化量は、被験食品群で対照食品群に比較し、有意(P<0.05)に低かった。

 

【結語】 以上の結果より、スフィンゴミエリンが高濃度に含まれた鶏皮配合ミートボールは、糖尿病の改善に有用であり、手軽に食べられる安全な食品であることが示唆された。